笑顔の向こう側 ~先生とわたしの軌跡~
みどりの別れ
3学期が始まった

わたしと先生は
みんなに隠しながらも
楽しい日々を送っていた

時々わたしを見て
微笑む顔が愛おしくて
たまらない

教室でわたしを
見ている顔

廊下ですれ違った時に
一瞬だけ目を
合わせてくれた時の顔

今までとは違う
先生の顔があった

何度か先生の家に行って愛し合った

学校では見られない
先生の顔もたくさん見た

バレンタインには
先生の家に行って
手作りのチョコを作った

作っている所を見たいと先生が言い出して
先生の家で
作る事になった

『普通は、必死に家で
作ったチョコを渡して
食べてもらうんじゃん』

と言ったのに、先生は

『俺は普通じゃない
のがいいの』

とわがままを言った
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