笑顔の向こう側
~先生とわたしの軌跡~
先生は大胆で
わたしの手を取って
歩き出した
『こんなとこでは
マズいんじゃない?』
『大丈夫だよ。
こうやって
歩きたいんだ』
先生の手をわたしは
グッと握った
ご飯を済ませてからも
ショッピングモールの
中を歩いた
メンズのお洒落な
お店の前で、わたしは
足を止めた
たくさんの柄の
ネクタイが置いてあった
わたしは先生の首元に
いろいろな
ネクタイをあてた
『こんなのはどう?』
なんて言いながら
先生はそんなわたしに
『何でそんなに
必死に選ぶんだ?』
と疑問を投げかけた
『離任式用だよ。
わたしからの
プレゼントだから』
『いいよ、そんなの』
『だめ!
買ってあげるから
ちゃんと離任式の日にはしてきてね』
『はいはい』
散々悩んだ結果
紺と水色のチェックの
ネクタイにした
『ありがとな。
大事にするよ』
先生が喜んでくれた
わたしの手を取って
歩き出した
『こんなとこでは
マズいんじゃない?』
『大丈夫だよ。
こうやって
歩きたいんだ』
先生の手をわたしは
グッと握った
ご飯を済ませてからも
ショッピングモールの
中を歩いた
メンズのお洒落な
お店の前で、わたしは
足を止めた
たくさんの柄の
ネクタイが置いてあった
わたしは先生の首元に
いろいろな
ネクタイをあてた
『こんなのはどう?』
なんて言いながら
先生はそんなわたしに
『何でそんなに
必死に選ぶんだ?』
と疑問を投げかけた
『離任式用だよ。
わたしからの
プレゼントだから』
『いいよ、そんなの』
『だめ!
買ってあげるから
ちゃんと離任式の日にはしてきてね』
『はいはい』
散々悩んだ結果
紺と水色のチェックの
ネクタイにした
『ありがとな。
大事にするよ』
先生が喜んでくれた