笑顔の向こう側
~先生とわたしの軌跡~
誰も居ない階段を
駆け上がり
教室に入った
『先生!』
先生は教壇に立っていた
わたしは自分の
机に向かい
イスに座った
そして先生と
見つめ合った
『もうこんな事
ないんだよな…』
先生は寂しそうに言った
『そうだね…』
わたしはしんみりした
空気を打ち消すように
窓の外を眺めた
『みどりと凌だ』
わたしの席から
みどりと凌が
帰っていく様子が見えた
先生がわたしの席の
前に立ち、わたしの机に手を置いた
『こうやって、何度も
夏海が帰っていく姿を
見てたんだ』
わたしは先生の
手を握った
『もうそんな事も
出来なくなるけど
それもいい思い出だな』
『うん。この学校が
わたしたちを出会わせて
くれたんだもんね。
ここには、いっぱい
思い出が詰まってるね』
先生の手を握ったまま
教室を見渡した
駆け上がり
教室に入った
『先生!』
先生は教壇に立っていた
わたしは自分の
机に向かい
イスに座った
そして先生と
見つめ合った
『もうこんな事
ないんだよな…』
先生は寂しそうに言った
『そうだね…』
わたしはしんみりした
空気を打ち消すように
窓の外を眺めた
『みどりと凌だ』
わたしの席から
みどりと凌が
帰っていく様子が見えた
先生がわたしの席の
前に立ち、わたしの机に手を置いた
『こうやって、何度も
夏海が帰っていく姿を
見てたんだ』
わたしは先生の
手を握った
『もうそんな事も
出来なくなるけど
それもいい思い出だな』
『うん。この学校が
わたしたちを出会わせて
くれたんだもんね。
ここには、いっぱい
思い出が詰まってるね』
先生の手を握ったまま
教室を見渡した