笑顔の向こう側
~先生とわたしの軌跡~
【担任はいい男
だった?】
先生からの
冗談混じりのメール
思わず吹き出して
しまいそうになる
【みんなはいい男だって
言うけどね。わたしにはどうでもいいよ】
そう返信して
携帯を閉じた…
瞬間に背後に
人の気配を感じた
『誰にメールかな?
黒木夏海さん』
嶋田先生だった
『え?いや、別に…』
隣に居たみどりが
不思議そうな顔を
していた
わたしの名前を
入学式当日から知ってた
何だか去年の4月の
出来事を思い出して
しまった
嶋田先生が、わたしと
みどりに少し顔を
近付けてきて
『高志からの
メールだろ?』
と小声で言って
ニコッと微笑んだ
だった?】
先生からの
冗談混じりのメール
思わず吹き出して
しまいそうになる
【みんなはいい男だって
言うけどね。わたしにはどうでもいいよ】
そう返信して
携帯を閉じた…
瞬間に背後に
人の気配を感じた
『誰にメールかな?
黒木夏海さん』
嶋田先生だった
『え?いや、別に…』
隣に居たみどりが
不思議そうな顔を
していた
わたしの名前を
入学式当日から知ってた
何だか去年の4月の
出来事を思い出して
しまった
嶋田先生が、わたしと
みどりに少し顔を
近付けてきて
『高志からの
メールだろ?』
と小声で言って
ニコッと微笑んだ