笑顔の向こう側 ~先生とわたしの軌跡~
その日の夜

先生に電話をかけた

『先生、何で言って
くれなかったの?』

『ビックリさせようと
思ってな。夏海が
大地の事、いい男だって言わなくて、安心した。
大地は俺と幼稚園からの腐れ縁だからな。
よろしく頼むよ』

『試したの?
まったくぅ。
本当にビックリ
したんだからね!
凌なんか、先生の
手下じゃないか?って
言ってたくらいだよ』

先生は電話の向こうで
大笑いしていた

『俺にそんな
力があったら
使ってみたいよ』

なんて言っていた
< 241 / 383 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop