笑顔の向こう側
~先生とわたしの軌跡~
バスケがしたい
放課後、しまっちに
声をかけた
嶋田大地先生はみんなに“しまっち”と
呼ばれるようになった
『しまっち!
部活見に
行きたいんだけど』
何の抵抗もなく
しまっちは自分の
あだ名に返事をしていた
『何部?』
『バスケ!』
しまっちの顔が曇った
さっきまでの元気が
嘘のように
そしてため息を
つきながら言った
『バスケ部は…ないよ』
え?
今度はわたしとみどりの顔が曇った
『ないって
どういう事?』
みどりの問いかけに
しまっちは目をそらした
わたしとみどりは
何が何だか
わからなかった
『名前は
バスケ部ってのが
あるけど、全く
機能してないんだよ』
絶句した
高校に入っても
バスケは続けようと
思っていたのに
もう続けられない
高校生活
最初の災難だった
声をかけた
嶋田大地先生はみんなに“しまっち”と
呼ばれるようになった
『しまっち!
部活見に
行きたいんだけど』
何の抵抗もなく
しまっちは自分の
あだ名に返事をしていた
『何部?』
『バスケ!』
しまっちの顔が曇った
さっきまでの元気が
嘘のように
そしてため息を
つきながら言った
『バスケ部は…ないよ』
え?
今度はわたしとみどりの顔が曇った
『ないって
どういう事?』
みどりの問いかけに
しまっちは目をそらした
わたしとみどりは
何が何だか
わからなかった
『名前は
バスケ部ってのが
あるけど、全く
機能してないんだよ』
絶句した
高校に入っても
バスケは続けようと
思っていたのに
もう続けられない
高校生活
最初の災難だった