笑顔の向こう側
~先生とわたしの軌跡~
わたしは、バスケを
続けられているのは
先生のおかげだって
事を話していた
ママはしまっちの
おかげだと
思っていたから
先生としまっちが
親友だって事も話した
ママには、何も隠さず
話したつもり
ママは何も言わずに
時々目を閉じて
聞いていた
『夏海、携帯
出しなさい』
一通り話し終わると
ママが言った
『え?』
『先生に電話かけて』
『でも、先生にはまだ
ママに話す事も
言ってないし…』
『いいから
かけなさい』
ママに促されて
先生に電話をかけた
『もしもし』
先生の声
『先生…』
『どうした?』
『あのね…』
そう言いかけた時
ママがわたしの携帯を
取った
続けられているのは
先生のおかげだって
事を話していた
ママはしまっちの
おかげだと
思っていたから
先生としまっちが
親友だって事も話した
ママには、何も隠さず
話したつもり
ママは何も言わずに
時々目を閉じて
聞いていた
『夏海、携帯
出しなさい』
一通り話し終わると
ママが言った
『え?』
『先生に電話かけて』
『でも、先生にはまだ
ママに話す事も
言ってないし…』
『いいから
かけなさい』
ママに促されて
先生に電話をかけた
『もしもし』
先生の声
『先生…』
『どうした?』
『あのね…』
そう言いかけた時
ママがわたしの携帯を
取った