笑顔の向こう側 ~先生とわたしの軌跡~
『ママ…』

『夏海、辛くても
頑張るんだよ。
高志くんにちゃんと
守ってもらうんだよ』

『うん!ママ、本当に
ありがとう』

わたしはママに
抱きついた

『わかったから
早く電話して
あげなさい』

わたしは急いで
部屋に戻った

先生の携帯を呼ぶ音

『もしもし』

『先生!ごめんね。
でも、ママはちゃんと
理解してくれたよ。
勝手な事しちゃって
本当にごめんなさい』

『なんか…。
すっげぇ…。
嬉しいかも…』

『先生…』

『俺
ゴールデンウイークは
そっちに行くよ。
夏海のお母さんに
ちゃんと挨拶を
しなくちゃ』
< 268 / 383 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop