笑顔の向こう側 ~先生とわたしの軌跡~
自分のひねくれた感情が全く間違っていたように思えていた

先生のおかげ

先生の言葉がわたしを
救ってくれる

自分が恥ずかしくなる

『離れてると、ちょっと弱くなったり
しちゃうからな』

『そんな…』

『だから
我慢するなって
言っただろ?』

先生はまた
微笑んでくれた

『ごめんなさい』

『俺もちょっと弱く
なってたけどな』

照れくさそうに
先生は笑った

『え?どうして?』

『大地に、夏海の
クラスの男子の話とか
聞いたりしちゃってな。俺、やきもちやき
じゃないと思ってたけど何となくな』

先生の意外な発言に
ビックリしたと同時に
嬉しくなった

『お互い
マイナス思考に
なっちゃってダメだな』

先生の照れ笑いに
わたしも同調した

『プラス思考じゃなきゃダメだよね!』

『そうだな!』

また一つ、強くなれた
気がした

わたしと先生の絆が
深くなったような
気がした
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