笑顔の向こう側 ~先生とわたしの軌跡~
『先生、寂しさの分だけ先生を困らせる
かもしれないけど
これからもよろしくね』

『何でも我慢しないで
言い合えれば、それが
自然な形になると思う。それで俺たちは
成長出来るように
なるんじゃないかな』

今日また、それを
実感したばかり

わたしたちの
恋愛の形を作っている

幸せ

先生のおかげで
わたしはとても幸せ

先生が居たら
何もいらない

心からそう思える

『先生』

わたしは上半身を
起こして、先生の
目を見つめた

『ん?』

『わたし、幸せだよ。
先生が居るから
すごく幸せだよ』

『俺も。夏海が居たら
他に何もいらない』

またキスをした

何度も確かめ合うように
キスをした

『今日は、一緒に寝よ』

布団の中で
抱き合ったまま
眠りに落ちる

今日は夢の中でも
先生に会えそうな
予感がする
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