笑顔の向こう側 ~先生とわたしの軌跡~
部屋に戻ると、みんなはまだ話をしていた

『そろそろ見回り
来るらしいから
寝た方が良さそうだよ』

みどりの言葉に
みんなで布団に入った

わたしは、毎日
先生の事を考えて
寝るのが、日課に
なっていた

今日はとなりに
みどりがいるけど、結局
先生の事を考えている

さっき先生にポンッて
された感覚が残って
まだドキドキしてるんだ

嬉しくてたまらなくて

先生に好きが
伝わらないように
必死だった

少し冷たい素振りを
してみせたりもしていた

わたしなりの先生への
愛情のつもり

迷惑はかけたくないから

そんな事を考えながら
眠りに落ちた
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