笑顔の向こう側 ～先生とわたしの軌跡～

先生を好きになって
最初はフラれた

それが、いつの間にか
先生はわたしの
彼氏になっていた

なのに神様は
わたしたちを
離れ離れにした

まだ始まったばかりの
この生活

慣れっこない

それでも、覚悟して
選んだこの道

一緒に居るこの時間を
大切にしなきゃ
いけないし、無駄に
しちゃいけない

そんな感情が
溢れ出てしまった

泣いているわたしを
先生は力強く抱きしめる

涙は止まらなかった

『我慢させていたよな。ごめんな。
いっぱい泣いていいよ』

先生はわたしを
抱きしめながら、言った

わたしの涙を
受け止めてくれた

『俺の前では、涙を
我慢しなくていいから』

わたしは何も言わずに
ただ先生の胸で
泣いていた

小さな子供のように

我慢が溢れ出していた