笑顔の向こう側 ~先生とわたしの軌跡~
『それでいいのか?』

凌は不安そうだった

いつもわたしを
心配してくれる、凌

わたしはうなずいた

『夏海が
それでいいなら頑張れ。俺とみどりが
ついてるんだから』

ありがとう、凌

みどりにはわたしの
辛さが伝わった
のかもしれない

だから隣で泣いて
くれたんだと思う

わたし、こんなに
守られてるんだ

わたしは
守ってあげられてる?

みどりや凌に
してあげられる
事はない?

『また明日』

ようやく泣きやんだ
みどりが言った

『おう!また明日』

凌が大きく右手を挙げた
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