笑顔の向こう側
~先生とわたしの軌跡~
『ごめんね』
そうつぶやいた
わたしは泣いていた
『何で謝るの?』
不思議そうに
先生が聞いた
『好きでいること
やめようと思ったのに。先生に迷惑
かけたくなかったのに。あれを買ったのは
本当に渡すつもり
じゃなかったの。
また先生に
迷惑をかけてしまう』
先生は何も言わなかった
何か言って欲しかった
わけじゃない
わたしの気持ちを
打ち明けたかった
ポロポロと涙がこぼれた
『お前に辛い思いを
させているなら謝るよ。泣かせる
つもりはないんだ。
でも俺だって、何でも
器用に出来る
人間じゃないし
教師である前に
1人の男だからな。
いつも教師らしい
事ばかり言ってる
わけじゃないんだよ』
『ごめんね、先生。
また先生を
困らせてしまって』
先生はわたしの
頭をなでて
『俺こそごめんな。
辛い思いさせてるのは
俺だもんな。でも今日は俺のわがままきいて
欲しいんだ』
と言った
もっとたくさん
話したかったのに
車はさっきの
コンビニに着いた
わたしは、頑張って
涙をおさえた
そうつぶやいた
わたしは泣いていた
『何で謝るの?』
不思議そうに
先生が聞いた
『好きでいること
やめようと思ったのに。先生に迷惑
かけたくなかったのに。あれを買ったのは
本当に渡すつもり
じゃなかったの。
また先生に
迷惑をかけてしまう』
先生は何も言わなかった
何か言って欲しかった
わけじゃない
わたしの気持ちを
打ち明けたかった
ポロポロと涙がこぼれた
『お前に辛い思いを
させているなら謝るよ。泣かせる
つもりはないんだ。
でも俺だって、何でも
器用に出来る
人間じゃないし
教師である前に
1人の男だからな。
いつも教師らしい
事ばかり言ってる
わけじゃないんだよ』
『ごめんね、先生。
また先生を
困らせてしまって』
先生はわたしの
頭をなでて
『俺こそごめんな。
辛い思いさせてるのは
俺だもんな。でも今日は俺のわがままきいて
欲しいんだ』
と言った
もっとたくさん
話したかったのに
車はさっきの
コンビニに着いた
わたしは、頑張って
涙をおさえた