あくしゅ。
「ダイジョウブ」


ジェイクはそう言うと

飛び切りの笑顔を見せた。


里美はさらに心苦しくなる。


目から自然と涙が流れてきた。


ジェイクは里美の涙を

そっと拭き取る。


「サトミサン、

 1日デート シマショウ」


そう言うとジェイクは

里美をエスコートしながら

タクシーを降りた。


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