あくしゅ。
テレビには

今回のジェイクのスキャンダルが

大きく取り上げられ、

コメンテーターも

今後に響くであろうと

コメントしていた。


里美はその番組を

直視出来ないでいた。


自分が軽率な行動を

してしまったから、

ジェイクに多大な迷惑を

掛けてしまったと思ってしまう。


家の外では

未だにマスコミが待機している。


里美はこの現実から

少しでも逃れる為に、

ベッドの布団にくるまった。


「ごめんね、ジェイク。

 私のせいなんだよね……」


付けっぱなしにしていたテレビには、

いつの間にか

ドラマの記者会見の模様が

映し出されていた。


< 134 / 147 >

この作品をシェア

pagetop