あくしゅ。
彼に関するものは

可能な限り集め始めた。


そして毎日毎日、

それらと共に時間を過ごした。


その時間が里美にとって

かけがえのないものになっていった。


「今、ジェイクは何してるんだろう」


色々な妄想をしてみる。


おそらく仕事で忙しいだろう。


だが、

オフの時だったら

彼はどう過ごしているのだろう。


想像を膨らませるだけで、

里美の心はとても潤い軽やかに感じた。


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