あくしゅ。
「あなたはジェイクとの

 握手の前に倒れられましたね」


「はい」


「イベントも先程終わりましたので、

 特別にジェイクとここで

 握手して頂く事になりました」


里美は突然の事で驚き言葉を失った。


ジェイクがこの部屋に来る?


ここで一緒の時間が過ごせる?


まだはっきりしない頭で

ぐるぐると考える。


どうしたらいいか困惑していると、

ドアからノックの音が聞こえた。



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