あくしゅ。
日に焼けて少し黄ばんでいるその本は、

里美が中学時代の時に

流行っていたものだった。


パラパラとページを捲ってみる。


里美は一瞬にして

当時にタイムスリップした気がした。


「うわー、イラストが昔っぽいー」


里美は時間を忘れて本を読み始めた。


甘酸っぱい記憶を呼び覚ましながら。


暫く読んで、里美はふと思い出した。



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