あくしゅ。
由香の部屋は

里美のイメージとは違い、

淡いピンクで統一されている

可愛らしいお部屋だった。


サバサバした印象を受けていたので、

そのギャップに少し驚いた。


「まぁ、適当に座ってね」


由香はそういうと、

冷蔵庫から適当に料理とお酒を出し、

テーブルの上に並べ始めた。


出された食器はなぜか3人分。


「……由香。一人分、お皿多くない?」


「大丈夫、大丈夫。これでいいの」


里美の疑問を

さらっと流すように由香は答えた。



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