あくしゅ。
数秒間の沈黙。


その後ジェイクの声が聞こえた。


「アー!デンワ アリガト!」


「は、はい」


ジェイクは里美の事を

分かってくれたようだ。


「メモ、ミテクレタ。

 ヨカッタ デス」


「は、はい」


里美は緊張のあまり

上手く返事が出来ない。


少し落ち込んでいると、

ジェイクは拙い日本語で

一生懸命話し出した。


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