初恋-はつこい-
“私の香坂君”
「そんな事されたのー」
「ひっどーい」
翌日、真由は自転車のサドルの事を、
杏奈や花帆に話した。
カゴに入っていたメモの事も全て。
それを聞いた二人は怒りをあらわに、
言葉を荒げて言った。
「それって、絶対、長嶋さんだよね」
杏奈が言う。
その言葉に同意するように
花帆が深く頷く。
「絶対そうだって」
「あ、いや……。
でも、名前書いてないし……」
真由が小さく呟くと
二人が凄い剣幕で否定した。
「いや、絶対、長嶋さんだって!」
「100パー、そうだって!」
そう話をしている所に、
玲子と取り巻きの
エリとカヨが近付いてきた。
「ひっどーい」
翌日、真由は自転車のサドルの事を、
杏奈や花帆に話した。
カゴに入っていたメモの事も全て。
それを聞いた二人は怒りをあらわに、
言葉を荒げて言った。
「それって、絶対、長嶋さんだよね」
杏奈が言う。
その言葉に同意するように
花帆が深く頷く。
「絶対そうだって」
「あ、いや……。
でも、名前書いてないし……」
真由が小さく呟くと
二人が凄い剣幕で否定した。
「いや、絶対、長嶋さんだって!」
「100パー、そうだって!」
そう話をしている所に、
玲子と取り巻きの
エリとカヨが近付いてきた。