初恋-はつこい-
横に6人が並んでいる。


真由はふと右側に目をやった。


鋭利な刃物のような

鋭い目つきで

玲子が真由を睨みつけていた。


全身をずたずたに

切りつけられたような気がして、

真由は寒気がした。


長嶋さんと一緒に走るんだった、

私……


何事もなく無事に走りきれるように、

真由は心の中で何度も強く祈った。



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