初恋-はつこい-

修学旅行

少し湿った穏やかな風。


太陽の日差しも一休みし始め、

一年の内で

一番過ごしやすい季節を迎えた。


綺麗な青空が広がり、

鳥のさえずりが心地良い朝。


とうとう

修学旅行の日がやってきた。


思いがけず圭輔と二人で

話す約束を取り付けたが、

その約束自体が夢なのでは

ないかと真由は不安だった。


旅行への期待もあるが、

真由にとっては圭輔との

約束のことでそわそわしていた。




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