初恋-はつこい-
「……ゆ、真由!」


まだもやが

かかっているような

はっきりしない意識の中、

誰かに呼ばれたような気がして、

真由はそっと目を開けた。


まだ視界がぼやけている。


……ここは、どこ?


玲子に呼び出された後の

記憶が全くない。


真由はどうにか思い出そうとする。


その瞬間、

身体中に激痛が走った。




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