初恋-はつこい-
真由は頬をピンク色に

染めながら満面の笑みで、

「うん」

と深く頷いた。


暫くして圭輔が

真由たちの席へと近付いてきた。


昨日の事を思い出して

真由の鼓動が自然と早まる。


「あ……」


真由は圭輔の名札を見て

思わず声を上げた。


そこには、

昨日真由があげた

キーホルダーが付けられていた。


圭輔とお揃い。


しかも圭輔も名札に付けている。


真由は叫びたくなるほど

嬉しさが溢れていた。


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