初恋-はつこい-
思いがけない誘い
左胸にある名札にそっと触れる。
―――虹色に輝く
水晶玉のキーホルダー―――
圭輔も真由と同じように
つけていてくれることが、
真由を自然と明るい笑顔に
してくれた。
「まーた、にやついてるー」
真由の頬をつつきながら
杏奈がからかい半分に言った。
「だってぇ、嬉しいんだもん」
頬を赤らめながら
真由は言葉を弾ませる。
杏奈と毎日通る通学路が、
今の真由には
全てが輝いているように見えた。
「たく、
もう修学旅行終わったんだよ」
―――虹色に輝く
水晶玉のキーホルダー―――
圭輔も真由と同じように
つけていてくれることが、
真由を自然と明るい笑顔に
してくれた。
「まーた、にやついてるー」
真由の頬をつつきながら
杏奈がからかい半分に言った。
「だってぇ、嬉しいんだもん」
頬を赤らめながら
真由は言葉を弾ませる。
杏奈と毎日通る通学路が、
今の真由には
全てが輝いているように見えた。
「たく、
もう修学旅行終わったんだよ」