初恋-はつこい-
緊張と動揺で顔が真っ赤になりながら

なんとか挨拶をした。


そんな姿を圭輔に見られたと思うと、

真由の鼓動はさらに早まった。


真由の挨拶を

玲子はまだ鋭く睨んで聞いていた。


その視線を感じ、

真由はすごく怖く感じた。


なんで私、長嶋さんに睨まれてるの……?


言い様のない不安に

真由の心が完全に支配された。


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