初恋-はつこい-
2号館1階の教室から

1号館2階へ、全速力で走った。


職員室前に着くと

真由は呼吸を整えてから

ドアをノックした。


「失礼します。3年2組の菅野です。

 学級日誌を取りにきました」


真由は用件を述べると

職員室へと入り、

学級日誌のある場所へと向かう。


「間に合った」


真由は学級日誌を手に取り

職員室から出ようとした。


その時、

真後ろの大きい影と

ぶつかってしまった。


「ご、ごめんなさい」


真由はすぐに謝り

その影を見た。


そこには圭輔が立っていた。



< 361 / 485 >

この作品をシェア

pagetop