初恋-はつこい-
土屋君の想い
放課後。
圭輔と勇二のことが気になり、
正直、今日1日
日直どころではなかった。
真由は働かない頭で
なんとか日誌を仕上げると、
職員室へ向かおうと席を立った。
「真由、大丈夫?」
花帆が心配そうに
真由の顔を覗き込む。
真由は心配をかけまいと
笑顔を作り頷く。
「香坂君との仲が
離れちゃったんでしょ」
花帆にすばり言い当てられ、
真由は自然と涙目になる。
そしてゆっくりと話し始めた。
「あのね、花帆。
私、どうしたらいいのか
分からなくって。
土屋君からの告白、とか……。
香坂君とうまく
話せなくなっちゃったし……」
圭輔と勇二のことが気になり、
正直、今日1日
日直どころではなかった。
真由は働かない頭で
なんとか日誌を仕上げると、
職員室へ向かおうと席を立った。
「真由、大丈夫?」
花帆が心配そうに
真由の顔を覗き込む。
真由は心配をかけまいと
笑顔を作り頷く。
「香坂君との仲が
離れちゃったんでしょ」
花帆にすばり言い当てられ、
真由は自然と涙目になる。
そしてゆっくりと話し始めた。
「あのね、花帆。
私、どうしたらいいのか
分からなくって。
土屋君からの告白、とか……。
香坂君とうまく
話せなくなっちゃったし……」