初恋-はつこい-
「そういえばさ」
花帆が真由の横顔を見ながら
呼び掛ける。
「何、花帆」
真由は
チョコの方を向いたまま
返事をする。
「真由は、
チョコ渡す時、
香坂君に直接告白するの?」
花帆の言葉に
身体がびくんと反応する。
圭輔の前で直接想いを伝えるか、
それとも
想いを込めた手紙を添えるか、
真由は全く考えていなかった。
「え、えっと……」
液状のチョコを
ヘラでかき混ぜながら考える。
「直接言って
香坂君の反応見るの、
やっぱり……怖い」
真由は小さく呟く。
「じゃ、
想いをたっぷり込めた手紙、
添えな」
花帆の言葉に
真由はこくんと頷いた。
花帆が真由の横顔を見ながら
呼び掛ける。
「何、花帆」
真由は
チョコの方を向いたまま
返事をする。
「真由は、
チョコ渡す時、
香坂君に直接告白するの?」
花帆の言葉に
身体がびくんと反応する。
圭輔の前で直接想いを伝えるか、
それとも
想いを込めた手紙を添えるか、
真由は全く考えていなかった。
「え、えっと……」
液状のチョコを
ヘラでかき混ぜながら考える。
「直接言って
香坂君の反応見るの、
やっぱり……怖い」
真由は小さく呟く。
「じゃ、
想いをたっぷり込めた手紙、
添えな」
花帆の言葉に
真由はこくんと頷いた。