初恋-はつこい-
「先輩。

 お兄ちゃんを好きなのは自由だけど、

 こんなことして

 お兄ちゃんを困らせないでください!」


「し、詩織ちゃん。

 こ……これは、ね……」


真由はどうにか今回の事を

詩織に説明しようとしたが、

詩織は耳をかさず

その場から去ってしまった。


真由はどうしていいのか

益々分からなくなり深い溜息をついた。


私の片想いって

みんなに迷惑なのかな……


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