初恋-はつこい-
圭輔に触れた所が熱を帯びている。


圭輔の感触がまだ身体に残っている。


保健室のベッドに横になりながら、

真由は

圭輔が触れた所をそっと指でなぞる。


「香坂君……」


不器用だけれどにじみ出る

圭輔の優しさを感じる事ができ、

真由は暫くの間

言いようのない幸せに包まれていた。


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