初恋-はつこい-
『3-1』の教室
「おはよー」
「おはよう、杏奈」
穏やかな風が真由たちをくすぐる。
柔らかい日差しの中、
2人は並んで登校している。
「今日、本入部の日だね」
杏奈が弾けるような笑顔で言う。
「う、うん。そうだね」
真由の歯切れの悪さと
曇った表情に気付き、
杏奈はゆっくりと真由に尋ねた。
「ねぇ、真由。
もしかして何かあったの?」
杏奈の質問に
真由はなかなか口を開く事が出来ない。
杏奈に迷惑をかけたくない思いが
強いからだ。
「……もしかして、あいつ、
長嶋さんに何かされた?」
「おはよう、杏奈」
穏やかな風が真由たちをくすぐる。
柔らかい日差しの中、
2人は並んで登校している。
「今日、本入部の日だね」
杏奈が弾けるような笑顔で言う。
「う、うん。そうだね」
真由の歯切れの悪さと
曇った表情に気付き、
杏奈はゆっくりと真由に尋ねた。
「ねぇ、真由。
もしかして何かあったの?」
杏奈の質問に
真由はなかなか口を開く事が出来ない。
杏奈に迷惑をかけたくない思いが
強いからだ。
「……もしかして、あいつ、
長嶋さんに何かされた?」