初恋-はつこい-

体育祭の合同練習

玲子が全校生徒にまいた噂は、

日が経つにつれて

全校生徒に

意識されなくなってきていた。


あれだけ刺々しかった空気も、

徐々にとげが抜け

穏やかになっていた。


真由自身、校内で過ごす事が楽になり、

心の負担も軽くなった。


しかし、

まだ玲子にだけは油断できないでいた。



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