Sweet Life
結局ドライブしながらだったので『銀の匙』に着いたのは6時前になっていた。
「まぁまぁ、貴方達、本当に結婚おめでとう」
「ありがとうございます」
「だけど菜摘ちゃんが奥さんだなんてね~」
「確かにな。いくら自分達がイギリスに行くとはいえ」
オーナーご夫妻に散々からかわれ、やっと部屋へ
「はぁ~」
「疲れたか?」
「少しね」
樹がそっと抱きしめて唇を
それはほんの軽く触れるだけのキス
「続きは後のお楽しみだ」
「えっ?」
続きって?
樹の目が細められるのを見て
「やだ~スケベ」
樹から離れようとするけどガッチリ抱かれている。
「離してよ」
「誰がスケベだって?」
「……」
「ん?」
「ヒ、ヒャッ!」
耳の中に…舌が
「た、樹…や、止めて」
「いや」
「お祖父ちゃん達来るから」
「まだ時間ある」
抱き抱えられベッドへ
押し倒され
「た、樹…止めて、嫌だから…ゥゥン」
激しく唇が重なり樹の舌が私の中へ
口内を甘く…犯す。
抵抗はいつの間にか…
樹の頭を抱き寄せ、もっともっととねだる。