Sweet Life
其の三
ディナーが済んで、お祖父ちゃん達は帰って行った。
私達も部屋に戻り
「楽しかったね」
「ん?」
「お祖父ちゃん達やオーナー達に祝ってもらえたし、そしてあのウェディングケーキ!可愛かったし何より美味しかった~」
「ククク…」
何が可笑しいのよ?
「やっぱりお子様だな」
「わ、悪かったわね、お子様で」
いつもからかうんだから。
「私、お風呂に入って来る」
「ん、いいな。一緒に」
「入りません」
「あっかんべー」をしてお風呂場へ
入って来られたら困るから鍵も掛けてっと。
バスタブに浸かり
あ~気持ちいい。
此処のバスルームそんなに広くはないんだけれど落ち着くって言うかリラックス出来るんだよね。
お風呂は大事だってオーナーが拘ったんだって。
時間を掛けてゆっくりまったり。
――
―
「おさきでした」
「ん」
「樹も入って来たら」
「あぁ」
お風呂場へ
ホント 喋らないよな~
樹が饒舌になるのって私を苛める時だけだもん。
ホント何とかならないのかしら、あの性格