Sweet Life
部屋に戻り夕御飯
「凄いご馳走だね」
川魚や山の幸をたっぷり使った日本料理
う~ん美味しい。
「嬉しそうに食うな」
「うん、美味しいよ。樹は?」
「ん、美味い」
フフフ…ビールも進んでるもんね。
晩御飯を終えて
「あ~お腹いっぱい」
今日はゆっくりテレビでも見て寝る前にも一回お風呂に入ってっと…
「菜摘」
「うん?」
「まだ眠くないか?」
「えっ?う、うん」
眠くないかってまだ8時過ぎだよ。
「じゃあ」
散歩でも行くのかな。
「勉強しような」
「へっ?」
べ、勉強ですか?
「あの~教科書持ってきてませんけど」
「心配すんな」
片付けられた机の上に出されたのは…プリントでした。
「さっ、やってみ」
「た、樹…マジですか?」
「ん。マジ」
ニヤッと悪魔の笑いを浮かべて
「さっさとする」
「ヒ、ヒェ~」
こ、怖いよ~
「奇声をあげてないで」
ピシッと一言。
自分は窓辺の椅子に座り本なんか読んでる。
「菜摘、さっさとしないと寝る時間が減るぞ」
「……」
樹の鬼!!
諦めてプリントに向き合う。
――
―
だ、だけどご馳走を食べた後で頭が動くわけないじゃない。
「先生~分かんない」
「まだ時間経ってないだろが。ちっとは考えろ」
「……」
う~ん 頭が沸騰してきた。