Sweet Life
「菜摘…大丈夫か?」
暫くして樹が
「う、うん」
「よかったか?」
「……」
な、何てことを聞くんですか?
恥ずかしい。
クルリと背を向けて
「菜摘って…言わないと分かんないだろ」
「ば、馬鹿!そんなこと聞かないでよ!本当にデリカシーないんだから」
頭から布団を被る。
「ククク…」
笑ってるし。
「なぁ」
「……」
知らんぷり知らんぷり。
「出てこいって」
「……」
「菜摘って」
「キ、キャッ!」
布団を剥がされて
「な、何すんのよ」
樹の方を向いて
「もう一回したいんだけど」
「……」
は、はぁ~?
も、もう一回って…
「ククク…どうしたんだよ、目玉をひんむいて」
「あ、あのですね」
「ん?」
髪を優しく撫でている。
「あの~だから…そ、そういうことはですね、一日と言うか…一晩に一回だけじゃないんですか?」
あ~恥ずかしい。
一体全体何を言わせんのよ。