Sweet Life
其の三
気がついたら…朝だった。
カーテン越しに太陽の光が射し込み…何だか春の穏やかな時間
寝返りを打ったら
うん?
あれ、
やだ!
どうしたんだろう?
体がきつい。
隣に寝ている樹を見て
あ、思い出した。
結局あれから
もう!
この体のだるさは樹のせいじゃない。
もうやだって言ったのに。
――
―
お風呂に入って来よ。
ベッドをそっと出て、お風呂場へ
また樹に入って来られても困るから鍵を掛けてっと。
へっ?
鏡に映った私の体に赤い斑点が!
えっ?な、何これ?
じ、蕁麻疹かしら?
いや、でも痒くないし。
斑点は胸からお腹、太ももにもある。
顔をよじって背中を…あるよ、背中にも。
な、何なのこれ?