Sweet Life



「もう!嫌だったら」


「菜摘、そんなこと言うんだ。俺が嫌いなんだ」


「そ、そんなことないです。好きです、好きですって」


樹がわざとらしく傷ついたような顔をして見せる。


嘘だって分かってんだけど。


「本当に」


「はい、大好きです」


「なら一緒に入ろうな」


さっきまでの顔は何だったんでしょう?


腕を引っ張られ露天風呂へ


「気持ちいいな」


樹から少し離れて、浸かる。





またまた手が伸びてきて


「ゥ~ゥゥン」


唇奪われた。


舌を絡めとり…


また…


何とか唇を離して


「ハァハァハァハァ」


「ククク…相変わらずだな」


「だ、だって…アッ だ、駄目」


樹が首筋に


「キスマークつけないで下さい」


「いや」


「樹」


チュッと吸われた。


「痛いじゃない」


「大層な!だいたいお前は俺んだから俺の物って印をつけてんの」


『俺の物』って『印をつけてんの』って…


こんなとこにつけられたら


「見えるじゃない」


「見えないし大丈夫だ」


背後から抱き寄せ…胸を


「駄目だから、触らないでよ」


「何で?」


胸を揉んでるし。


あ~ヤバい。


このまま行ったらまた変になる。




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