Sweet Life
「さ、」
「えっ?」
ご飯が済み、片付けられると
「ん」
私の前には又もや数学のプリントが!
「た、樹?」
「ん。まだ時間も早いしな」
自分は窓辺の椅子に座り優雅に本を。
はぁ~
仕方ない。
プリントと格闘することに。
――
―
う~
やっぱり満腹状態では頭が働かないよ~
ちらっと樹を見ると
冷たい目で見返された。
あれは『数学の鬼火浦』の目だ。
まかり間違っても私の優しい旦那様なんかじゃないんだから。
再びプリントに目を向ける。