Sweet Life
「ただし」
「はい?」
「杉下とじゃなくても男と二人だけは絶対に駄目だからな」
「……」
「分かってるよな」
「樹」
「ん?」
「あり得ないから」
「……」
「心配しなくても大丈夫だから」
「……」
「あ」
「ん?」
「樹もだよ。他の女の人と二人だけなんて駄目なんだからね」
「……」
「分かってるよね」
「クッククク…ば~か」
椅子から立ち上がり後ろからそっと抱きしめてくれた。
「ヤキモチ妬き」
「た、たつきだって」
「ん。俺はヤキモチ妬きだ。何か文句でも」
樹の息が耳に
「た、たつき」
「ん?」
「私もヤキモチ妬きです。嫌いですか?」
「フッ 嫌いならこんなことしない」
『こんなこと』
「…ゥ…ゥン」
激しく口づけを…
ま、まだご飯の途中だよ。
だ、駄目だよ。
唇が離れ
「さっさと食え」
「えっ?」
「食い終わったら俺がお前を喰うから」
「た、たつき~」
樹の瞳は…熱を帯びている。
それを見ている私の瞳もたぶん…