Sweet Life
―――
――
―
「気がついた?」
「……」
「頭痛いとかムカムカしない?」
「あ、大丈夫ですけど…」
何で私、寝てんの?
保健の先生がいるってことは保健室だよね。
「先生、あのぅ」
起き上がろうとすると
「もうちょっと休んでた方がいいから」
と、ベッドに。
その時
ガラッ!
「あ、火浦先生」
樹?
「高原はどうですか?」
「大丈夫ですよ。今気がつきましたから」
「会えますか?」
「はい、ちょっと待って下さいね」
カーテンの隙間から
「高原さん、火浦先生がいらしてるけど会える?」
「は、はい」
「じゃあ火浦先生」
カーテンを開けて
「高原どうだ?気分は」
「はい、大丈夫です」
いくら保健の先生がいるからって本当に素っ気ない。
マジに心配してくれてんのかしら?
って…私
「あ、あの先生」
「ん?」
「何で私、保健室にいるんですか?」