Sweet Life



――





う、う~ん


お、重い。


圧迫感を感じて目が醒めた。


重いはずだ、樹が私に覆い被さって寝ている。


いつ帰って来たんだろう?


う~ん、樹の体を退かせ


わぁ~お酒臭い。


今は2時か。


今日は土曜日だからお休みなので大丈夫だな。


だけど誰と…


ベッドを降りてキッチンへ


水を飲んで…ベッドに戻る気もしない。


ソファーに座り


此処で寝よ。


タオルケットを持って来てソファーに横になる。


―――


――





う、うん?


目が醒めたら、樹が見下ろしていた。


「た、たつき」


「何でこんなとこで寝てんの?」


あ、もう朝だ。


起き上がり


「お、おはよう」


「ん、で?」


私の横に座り


「あ、いや、た、樹が」


「ん?俺が」


「お酒臭かったから」


「へっ?」


自分の匂いを嗅いで


「酒臭いか?悪かったな。シャワー浴びてくるわ」


「うん」


樹がバスルームに行ってる間に寝室の窓を開け風を入れる。


時間はまだ7時前だけどもう起きちゃお。




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