Sweet Life
わ、私が脱がすの?
樹を?
「菜摘、菜摘が脱がしてくれないなら」
「……」
口角が上がってますよ、意地悪く。
「このまま寝ような」
「えっ?」
「ん、だから俺の裸が見たくないから脱がせないんだろ?ってことは愛し合わなくてもいいってことだよな」
「た、たつき~」
私に火だけ点けてほったらかすの?
「菜摘…どうする?」
耳元で囁きながらも指は胸を。
「ハ、ハァ~」
や、やっぱり樹は悪魔だ、どSだ。
「ん、菜摘」
耳に舌が…
「た、たつき~」
「脱がしてくれる?」
私はコクンと頷き
パジャマのボタンに手をかけた。
プチッ
プチッ
プチッ
ボタンを全部外して手から袖を抜いた。
「……」
「菜摘、ズボン」
わ、分かってます…けど
恐る恐るズボンに手をかけて…
「た、たつき~これ以上は無理だ~」
半泣きで訴える。
下着までは脱がすことなんて出来ない。
だ、だってそこは…