Sweet Life



「あ~笑いたきゃ笑えよ。馬鹿にしたきゃしろよ。一目惚れなんだからしようがないだろ」


「えっ?」


い、今…何か凄いこと言われたような。


「レストランで紹介される前に、俺、お前を見てるんだよ」


「……」


「確か夏休みにまだ入る前だ。俺がアメリカから帰って来たばかりの時に。俺さ住むとこもまだ決まったなかったし祖父さんの家に居候させてもらってた。そん時に祖母さんに頼まれてジャムを貰いに来たんだよ」


「えっ?」


「そこでお前を見てまさか高校生だとは思わなかった。ニコニコ笑顔でよく働く子だなって。何となく覚えてたんだ」




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