Sweet Life



家に帰って、着替えを済ませてベッドにダイブ


やるだけはやったのよ、菜摘。


後はもう野となれ山となれだわ。


今更ジタバタしても仕方ないのよ、うん。


あ~買い物にも行かなくっちゃ。


だけど…少しだけね。


この気持ちのいいお布団が私を捉えてはなさないのよ。


そうよ、悪いのは私じゃなく、このお布団なのよ。


そう…よ…


…って、私はその内に幸せな眠りに就いた。


―――


――





「……」


う~ん。


誰かが私を揺すってる。


やだ~


まだ眠いんだから。


「…み、菜摘って」


「う~ん」


私を揺する手から逃れようと


「菜摘、いい加減に起きろって」


へっ?


目をゆっくり開けて


あ、あれ~


「た、たつき~」


「起きたか?って…また寝るな」


私の瞼を上下に開けてって!


「な、何すんのよ~」


飛び起きた。


「やっと起きたか?奥さん。一体いつから寝てたんだ?」


辺りを見回して…窓の外は暗くなってた。


へっ?


今何時頃?


「あ、えっ?あ、ご、ごめんなさい」


何も言い返すことが出来ない。




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