Sweet Life
「お前…元気だな」
朝飯を食いながら
「夕べゆっくり寝たからかな」
菜摘は笑顔全開、俺は睡眠不足で
「コーヒー」
「うん」
二杯目のコーヒーを渡してくれ
「大丈夫?」
「あぁ。俺はお前じゃないし授業中には寝ないから」
「……」
膨れてるし。
だが今は構ってる余裕もない。
「じゃあ行ってくる」
「あ、はい。いってらっしゃい」
一応教師だから菜摘よりは先に出る。
ま、俺は車だから楽ちゃ楽だけど。
――
―
「火浦先生 おはようございます」
「おはようございます」
職員室に行くと…今日も竹田先生が。
竹田薫…現国の先生
何故か女のフェロモンムンムンで俺に迫ってくる。
悪い人じゃないんだけど…俺としては苦手なタイプ
色っぽいんで男子生徒には人気あるみたいだが。
ま、釣り合う年齢の男って言うと教師の中でもあまりいない。
大抵が妻帯者の中年男性教師が多いからな。
俺も妻帯者だが内緒だし。
て、俺の方が絶対年下だと思うんだけど。