Sweet Life



チュッ!


軽く唇に触れるだけのキスをして


「はい、手付けね。これ以上したら手付けにならないから」


ベッドから離れて


「早くしないと遅刻するよ」


キッチンに戻りパンをトースターに入れてコーヒーメーカーをセットする。



ガチャッ!


やっと起きて来た。

洗面を済ませテーブルに着き


「はい」


コーヒーを渡し朝御飯


「樹は何時頃に帰れるの?」


「ん、そんなに遅くはならないと思うけど」


「うん」


「お前は何時に出るんだ?」


「うん。紗英ちゃんが午前中は用事があるから2時に待ち合わせ」


「ん」


「夕方には帰るから」


「あぁ。…ん」


「えっ?」


樹が10000円札を


「これで水着買え」

「いいの?」


「あぁ。ただし」


「はい、ワンピースを買います」


「それは分かってる。ハイレグも駄目だからな」


ハ、ハイレグ!?


「ば、馬鹿!そ、そんなの買うわけないでしょうが」


「ハイレグのビキニは俺が買ってやっからな」


「ば、馬鹿じゃないの?このスケベ」


「お前なぁ、愛する旦那を掴まえて馬鹿だのスケベだのよく言えんな。今晩お仕置きだな」


「は、はぁ?」


樹はまたニヤニヤしてる。


やっぱり…私の旦那様は変態スケベ鬼畜どSの悪魔だ。



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